新しい Antarctic GMT を身に着けると、まずその存在感に気付きます。1960 年代後半から 1970 年代のタイムカプセルのようですが、現代の美的基準にも完全に合致しています。
直径 36mm、厚さ 11.1mm、完璧にバランスのとれた重量で、スタイリッシュにタイムゾーンを越えるのに最適なパートナーです。
デザイン面では、新しい Antarctic GMT はオリジナルに忠実なオマージュを捧げています。象徴的な赤と黒の GMT 針はそのままですが、第 2 タイムゾーンを追跡するために、内部ベゼルにプレキシガラスが挿入されています。マットブラックの文字盤と琥珀色の 24 時間ベゼルのコントラストが目を引きます。一方、厚いプレキシガラスのクリスタルが時計のレトロな魅力を高め、厚すぎるサファイアガラスでよくある歪みを回避しています。
心臓部にはスイス製のSOPROD GMTムーブメントが搭載されています。
ズームイン
伝統にインスピレーションを受けて
アンタークティック GMT は、ニバダ グレンヘンのプロフェッショナルな時計製造の豊かな伝統に敬意を表したモデルです。もともとジェット機の時代に発表されたアンタークティック GMT は、頻繁に旅行する人々が正確なタイムゾーンの追跡を必要としていた時代に、現代の冒険家向けに再設計されました。このレトロスタイルの傑作は、1970 年代のルーツに敬意を表しつつ、スイス製の SOPROD C125 ムーブメントの現代的な機能性を備えています。
アンタークティック GMT は希少な逸品です。ニバダの歴史的コレクションを研究していた同ブランドの CEO であるギヨーム・レイデ氏は、ホディンキー ショップでこのヴィンテージの逸品を発見しました。1970 年代のデザインと GMT の複雑機構に魅了された同氏は、この傑出したモデルでアンタークティック シリーズを充実させる絶好の機会だと考えました。
第二次世界大戦後に始まり、1955年から1972年にかけてピークを迎えたジェット機時代では、頻繁に旅行する人やジェット機で移動する人々が、より短い時間でより多くのタイムゾーンを移動するようになり、GMT ウォッチの需要が高まりました。
ニバダ グレンヘンは、1970 年代初頭に AR-1146 ムーブメントを搭載したアンタークティック GMT を発表し、時計製造のパイオニアの仲間入りを果たしました。このムーブメントでは 24 時間針を個別に調整することはできませんでしたが、12 時間針と同期して動くため、真のパイロット用 GMT ウォッチとなりました。